自由きままに芸術鑑賞

自由気ままに芸術鑑賞

~舞台人による、舞台人のための鑑賞記録~

Neue Galeriel/ノイエ・ギャラリー

ニューヨークは美術館が本当に多く、限られた滞在時間でどこへ行くべきか悩んでしまう。が、リストアップには是非ここを入れたい。

そう、「ノイエギャラリー」だ。

誰もが一度は目にしたことがあるであろうクリムトの原画を、この目で見ることが出来るのだ。

クリムト好きな私は、初めて観る原画を心待ちにしてギャラリーに向かった。

 

目次

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感想

その原画は2階にあった。恐らく『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I』という作品名よりもその絵画の方が有名であろう。金の背景に包まれ、金のドレスを身にまとい、こちらに目をやる1人の女性。それは、今まで観てきたどんな印刷物よりも美しかった。

そして厚みがあった。金の厚みがすごかったのだ。

金の存在感が、印刷物とはまるで違う。それなのに主張が激しい訳ではなく、アデーレー・ブロッホ=バウワーを際立たせている。金の色も濃淡があり、細部を見ては全体を見、全体を見ては細部を見るというように絵に見入ってしまう。

表のシンプルさとは裏腹に、ギャラリー自体が素晴らしい内装の建物なのだが、まるでその装飾を際立たせるようにこの絵はフロアのメインルームに佇み来場客を魅了していく。

クリムトの作品は、これ以外にも5つ程あり、全てが同じ部屋に飾られていた。クリムトの風景画を観たことがなかったのだが、女性を描かないクリムトの絵は、それはそれでまた優美で、こんな庭で1日を過ごせたらと思いを馳せずにはいられないものだった。不思議と、名画以外の作品がなかなか興味深く、意外にも時を忘れて見入ってしまった私がいた。今まで観たことのない作品だったから、余計に興味を示さずにはいられなかったのかもしれない。

クリムトの絵画は、豪華ではあるが疲れる豪華さではない。優美ではあるが、押しつけがましい優美さではない。妖艶な表情にも、どこか親しみを感じる…そういった印象を受けた。

ノイエギャラリーの素晴らしさはそのコレクションだけでなく、コレクションを活かす空間の素晴らしさもあるように思う。例えこの絵画が海を渡って日本へ来ても、このギャラリーで感じた美しさを感じることはないだろう。

 

開館時間

  • 住所:1048 Fifth Avenue, New York, NY 10028
  • 営業時間:【美術館】11:00~18:00(火曜、水曜は休み)
         【ショップ】11:00~18:00(火曜は休み)
         【カフェ】日・木・金・土/9:00~21:00
              月・水/9:00~18:00
              火曜休み
  • 最寄駅:86 St Lexington Av(86ストリート・レキシントンアベニュー駅)

※営業時間は2018.2.22現在のものです。最新情報は必ずホームページでご確認下さい。

 

写真

 

ノイエギャラリーの入館チケットはこんな感じでスカーフなどに留める。なんとお洒落な…。

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いかがでしたか?詳細について知りたい方は、こちらのホームページをご覧くださいね。

 

今回の旅行については、こちらの記事でまとめています。是非併せてご覧くださいね♪