自由きままに芸術鑑賞

自由気ままに芸術鑑賞

~舞台人による、舞台人のための鑑賞記録~

劇団四季ミュージカル『パリのアメリカ人』をKAATで観た感想

やっと観に来ました、劇団四季ミュージカル『パリのアメリカ人』。

映画『巴里のアメリカ人』の印象が強すぎて、ミュージカルを観るのをためらっていたものの「やっぱり気にはなるなぁ…」ということで、いざ鑑賞!

友人を誘ってKAATまで足をのばしてきました。(観劇日:2019年5月23日)

目次:

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ミュージカル『パリのアメリカ人』の紹介

物語のあらすじや解説については、こちらの記事をご覧下さい。

 

感想

とにかく「ダンス」、そして「バレエ」

 

スタイリッシュでモダン。そして歌よりもダンス。

それが私が受けた全体的な印象です。

「ミュージカル」と聞くと、歌・ダンス・演技の3要素がバランスよく散りばめられていて、それを体感することこそ「鑑賞の醍醐味!」といったイメージがあります。それこそが生きる活力だという方も多いでしょう。

しかし、このミュージカル『パリのアメリカ人』はダンスへの比重がかなり多いので、歌が終わった後にその倍の長さのダンスが行われたりして、視覚的にかなり贅沢な内容となっているように感じました。

ダンスのメイン構成はモダンバレエなのでとてもお洒落で大人な雰囲気ですが、モダンバレエを見慣れていない方には「少し間延びしてしまうのかな?」という印象も受けました。

私はクラシックバレエもモダンバレエも好きです。

ミュージカルを観て「バレエを久々に観たいな」と思わせてくれたほどなので、バレエのダンススキルはかなり高いと感じています。

その一方で、歌とダンスが一度に押し寄せてくる舞台全体の圧力といったものはあまり感じられず、ゾクゾクとかゾワゾワした感じはありませんでした。全体的な盛り上がりに欠けるというか、登場人物(特に男性3人)の個性がそこまで際立っていなかったので、ダンスは多いけれど、物語が平坦に感じてしまいました。

こう感じてしまうのも、私自身が映画で予習をし、それと比較してしまっているからでしょう。

 

映画と比較して

 

映画では登場人物のすみ分けが物凄くはっきりとしています

自由奔放なジェリー皮肉屋のアダム紳士なアンリ魅惑的なマイロ、そして独特なチャーミングさをもつリズです。

ミュージカルには、もともと映画にはなかった要素が入っている分、マイロがジェリーを想う気持ちの移り変わりや、リズの気持ちの移り変わりが見えづらくなっているように感じました。

劇団四季ミュージカル『パリのアメリカ人』を鑑賞された方は、是非映画もご覧になってください。

 

映画『巴里のアメリカ人』の感想は、こちら。

 

立ち寄ったレストランとカフェ

観劇前後に立ち寄ったレストランとカフェについては、こちらの記事をご覧くださいね。